こんにちは、リカ(@rika3hakase)です。
Amazonの「オーディブル」を1年使ってみたので、メリット・デメリットを解説します。
正直に言って、一年前のオーディブルは微妙でした。
高くて使いにくい、本の種類が少ないなどなど…
しかし、そこそこ元は取れるなと思ってたので1年続けていたところ、どんどん良くなりました。
今ではたくさんのメリットがあるので、紹介したいと思います。
私は年200冊の読書をしますが、そのうち耳で聴く読書が9割です。
オーディブルは他の聴く読書法に比べて圧倒的に快適です。
「毎月1冊の読書を習慣にしたい!」というヒトにオススメの仕組みもあるので、参考にしてみて下さい。
ちなみに、他の「聴く読書法」は、コチラの記事にまとめています。
Contents
Amazon Audible(アマゾンオーディブル)って何?
「Amazon Audible(アマゾンオーディブル)」は、オーディオブックを購入できるAmazonのオンラインサービスです。
オーディブル会員でも会員でなくても購入できます。
「オーディオブック」というのは、アメリカなどで普及している「音声の本」のことです。
日本でもこれから音声市場が拡大していくと考えられており、Amazonもオーディブルの充実に力を入れている様子です。
昔は選べる本が少なかったのですが、今(2020年3月)では、話題の書籍をいち早くオーディオブック化してくれ、読みたい本が常にあります。
オーディブル会員になると、月額1,500円かかりますが、オーディオブックが1冊無料で購入でき、2冊目以降も30%オフで購入できます。
なので、オーディブルを定期的に利用するなら、会員になったほうがお得です。
特に、登録して最初の1か月(登録日から30日)は、会費もかからず、さらに1冊無料で本が選べます。
興味のある方は、費用も全くかかりませんし、実際に試してみるのが一番手っ取り早いと思います。
それでは、次からはメリットとデメリットを紹介します。
Amazon Audible(アマゾンオーディブル)のメリット
改めてメリットを考えてみると6つありました。
それでは、早速内容に入ります。
ちょっと多いので、興味のある見出しから読んでいただけるといいかなと思います。
1.オーディブルは読書の予定が立てやすい
オーディブルでは、聞き終わりまでの時間が表示されます。
なので、どれくらいの時間で読み終われるかをカンタンに予想でき、とても計画が立てやすいです。
1倍速で聴いた場合の時間が表示されるます。
なので、2倍速や3倍速にする場合は、その時間を割り算すれば、どれくらいの時間で聴き終わるかも予定が立てられます。
私の場合は、大体3倍速で聞くことが多いので、6時間の本は、2時間で聴き終わります。
買い物や洗い物の時間に聴いているとあっという間ですね。
また、目次もあり、チャプターごとにかかる時間も明記されているので、「30分あるからここのチャプターだけ聞いておこう」ということができちゃいます。
読書になれない要因の一つとして、後どれくらいで読み終わるのかが分からない、ということがあります。
人は、終わりが見えないものに対してストレスを感じやすくできています。
なので、この先どれくらいの時間を費やせばこの本を読み終わるのかが見えていない状況はストレスになってしまい、どんどん読書から遠ざかってしまいます。
なので、自分の読む速度とは関係なく、聴く速度によって終わりの時間が分かっているオーディオブックはおすすめです。
例えば、5時間かかる本を読み始めた場合、最初の10〜20分を聴いてこの先5時間をこの本に費やす価値がありそうだと思えば読み進めればいいですし、そうでなければ読むのをやめて他の本に移るということができます。
ちなみに、オーディブルは返品・交換のサービスもあります。
手数料がかからずにできるので、たとえ読むのを辞めてしまっても損になりません。
読みたくない本は読まなくていいのです。
その判断を容易にしてくれます。
さまざまな面から、読書に慣れていなくても見通しが立てやすい、便利な機能です。
2.オーディブルでは「話題の良書」が集まっている
1年前は読みたい本を探すのが大変でしたが、最近は話題の本が順々にオーディオブック化され、選ぶのに苦労しません。
「読んで正解」という本ばかりになってきています。
読んでよかった本というのは、人それぞれ異なりますが、オーディブルに登場する書籍は、その最大公約数となっているものが多いと感じます。
つまり、誰が読んでもそれなりに分かりやすいし、役に立つ本という意味で「話題の良書」と言えます。
少し前に話題になった「ファクトフルネス」や「Think Smart(シンクスマート)」など、取り扱う内容は少し難しいけども読みやすく、社会人の常識・教養として読んでおきたい本ですね。
「Think Smart(シンクスマート)」は、私自身も読んでよかったのですが、毎月6桁以上のブロガーさんも
「記事を書くのに生かせる内容が多くて読んでよかった」
と仰ってました。
やはり、ベストセラーにはそれなりの理由があるんだなと実感しました。
ファクトフルネス - 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 Audible版 – 完全版
ハンス・ロスリング (著), オーラ・ロスリング (著), アンナ・ロスリング・ロンランド (著), 上杉 周作 (著), 関 美和 (著)
Think Smart -- 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法 Audible版 - 完全版
ロルフ・ドベリ(著),安原実津(翻訳)
また、プロの朗読師が読み上げるので、会話形式になっている本は特に内容がイメージしやすいです。
私が聴いて良かったのは、「嫌われる勇気」と「仕事は楽しいかね?」です。
この2冊は、どちらも師匠と弟子のような関係の会話になっており、劇を聴いているような感じになります。
会話形式の本は特にオーディブルの良さが発揮されるので、ここから攻めてみるのもおすすめです。
嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え Audible版 - 完全版
岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
デイル・ドーテン (著), 野津 智子 (著)
3.オーディブルで家事や移動時間が「インプット」になる
聴く読書のよいところは「使うのが耳だけ」ということです。
歩いているときや電車の移動で音楽を聞いている方も多いと思います。
移動したり音楽を聞いている時間が「インプットの時間」になるのです。
また例えば、通勤電車で座れないとき、満員電車で本を開くと周りの人に邪魔になってしまうとき、そんな時でもオーディブルはイヤホンを耳に装着するだけで読書することができます。
私も会社員のときは、通勤時間に聴く読書をしていました。
通勤時間は往復で2時間程度、その時間だけでも週に3−4冊読むことができていました。
また、今は主婦なので、お皿を洗ったり家事をしながら聴いています。
わざわざ読書のためだけに椅子に座り、本をひろげて文字を読む…
その時間を捻出することは、忙しい毎日を送る私達には容易なことではありません。
聴く読書は、読書専用の時間を確保する必要がないので、読書の量を飛躍的に伸ばすことができます。
日々の生活をそのまま送るだけで、インプットの時間を増やせるのは本当にありがたいです。
4.オーディブルは睡眠前のリラックスタイムにも最適
オーディブルにはタイマー機能もついています。
なので、タイマーをセットして就寝前に聴きながら眠りにつくということも可能です。
マイクロソフトのビル・ゲイツ氏も、就寝前に1時間読書をするのが習慣なのだそう。
読書にはリラックス効果があり、リラックスした状態で睡眠すると質が向上するという研究結果もあります。
ただ、寝る前の読書、読むのに最適な明るさで過ごすか、少しうす暗いのを我慢して読書をするか、という問題が発生します。
そんなときも、オーディブルなら耳で聴くだけなので、部屋も自分がリラックスできる明るさを選べます。
1時間のタイマーをセットして小説や本を読み上げてもらう。
とても良い睡眠を実感しています。
1時間経つ前に寝てしまうことがほとんどですが…笑
なので、ちゃんと読みたい本ではなく、小説や繰り返し聴きたい本を選んでいます。
疲れている日もカンタンにできるので、日中忙しくてぐったりの人も、読書習慣を身につけられますね。
5.オーディブルは聴くだけなので、両手が空いてメモを取るのもカンタンに
難しい自己啓発本などを読むときは、メモを取りたい人も多いはず。
オーディブルなら、両手が空いているのでメモを取るのがとても楽になります。
実際に、紙の本を読むときよりもメモの量が増えた、と言っている友人もいました。
私はもともとメモを取らないタイプだったのですが、聴く読書を始めてから、メモを取るようになりました。
最初のうちは、本が言っていることをそのままメモしようとしてたのですが、そのうちに、自分の言葉でメモするようになってきました。
読み上げている声をそのままメモするのはとても大変で、3倍速で聴いていると止めなければできません。
でも、止めるのが面倒なので、メモの仕方を工夫するようになりました。
その結果、読み上げられていることをそのままメモするのではなく、自分の言葉に短くまとめられるようになりました。
これは、「インプットしながら即座にアウトプットしている」ようなものです。
実はメンタリストDaiGoさんの「知識を操る超読書術」という本でも少し似たような方法が紹介されています。
アウトプットを意識した読み方は、本の内容を活用するためにはとても良いそうです。
実際に自分の行動に早く影響させたいなと思う本は、3倍速で聞きながら、自分の言葉でメモする訓練をしてみています。
まだ始めて1週間ではありますが、実際に本の内容を生活に応用できる場面が増えていて嬉しく感じます。
オーディブルの朗読はとても聞きやすいので、メモを取りやすく、本当にありがたいです。
ちなみに、DaiGoさんの「知識を操る超読書術」、本当に素晴らしい方法がいくつも紹介されているので、もしまだ読んでない方がいらっしゃれば、ぜひ読むことをオススメします。
ワタシはこの記事を書いている日に「知識を操る超読書術」のオーディブル版を購入したのですが、何度も振り返る1冊になること間違いなしです。
メンタリストDaiGo (著)
6.オーディブルのコイン制度で毎月1冊の読書習慣
オーディブル会員になると、毎月1枚コインがもらえ、本の値段に限らずオーディブルで1冊の本と交換できます。
オーディブルの本はだいたい1冊が2,500円〜3,500円ぐらいするのですが、それを毎月1冊は、1,500円で購入できると言えます。
実際に本をたくさん読むようになって思ったことは、「本を読んで役に立ったと実感できなければ、読み続けられない=習慣にならない」ということです。
本を読むということは著者の脳みそで考えるという負担を強いる行為なので、読書によって得られるメリットが大きいと実感できなければ、なかなか本を読むモチベーションは上がりません。
今のワタシは、読書で人生が豊かになると実感できているので、習慣的に本を読みますが、読書を始めた頃は、「オーディブル会員だから月に1冊コインと交換しないと損しちゃう」と強制することで、毎月1冊本を選ぶようにしていました。笑
そのうち、オーディブルの本はとても読みやすくてすぐ役立つものが多かったので、読書は自分に有益な情報がたくさん得られるのだと知ることができ、強制でなく習慣になりました。
ちなみに、本を読むためのモチベーション維持について、DaiGoさんの読書術の本にちゃんとした方法も紹介されてます。
読書に苦手意識がある方は、参考になると思います。
ただし、この本は小説などカンタンな本は読めるけど、勉強のための本は読めないという人向けなので、一切読書をしない人には実践が難しいと思うのでオススメしません。
最後に、読書に慣れてない過去のワタシでも読みやすく、読んですごく役に立った本10冊を紹介した記事を載せておきます。
https://chamseablog.com/osusume-books-12/
Amazon Audible(アマゾンオーディブル)のデメリット
ここではオーディブルのデメリットを2つ挙げます。
いろいろ考えたのですが、今のシステムが変わらない限り、これら以外のデメリットは見つかりませんでした。
オーディブルの無料体験で、特にこの2点を気にして試すと失敗がないと思います。
1.「テキスト」がついてないので、文字そのものを読む事はできない。
オーディブルは、音声と本に登場する図・表のみがデータで提供されます。
なので、テキストベースの資料がないため、知らない言葉を後から調べたい場合には、すべて自分で書き起こす必要があります。
まぁ、両手が空いているので、メモをとる事は行いやすいです。
例えば、哲学を学びたいと思って読んだ本では、思想家の名前がかなり多くでてきて、それがまたややこしいカタカナだったりしたときは「テキストがあればな〜」と思いました。
また、もともと「本に線を引きながら読みたい」という方の場合は、テキストがないので読み方に戸惑うかもしれません。
まずは無料体験で、線を引く代わりにメモを取ってみるなど、他の方法を試してみるのがおすすめです。
また、度々登場しますが、DaiGoさんの読書術では、線を引かなくても本の知識が操れる方法も紹介されていますので、参考になると思います。
2.紙の本や電子書籍よりも価格が高い
1冊あたりの価格についてです。
紙の本や電子書籍は大体1,000円〜2,000円ですが、オーディオブックは単体だと3,000円〜5,000円します。
オーディブル会員になると、全て30%オフで購入できるようになりますが、それでも1冊2,500円ぐらい。
なので、「この値段だと本や電子書籍を買ったほうが同じ情報を得るには安いんだよね…」
とオーディブルでの購入を躊躇することもあります。
私の場合は、毎月1冊、会員登録料の1,500円でもらえるコインを使ってオーディオブックを入手することがほとんどです。
そうすると、1冊1,500円ということになりますので、紙の本や電子書籍と同じぐらいの値段で買えます。
また、Amazonオーディブルは時々セールをしており、その時には1冊1,500円ほどのため、セールでまとめて購入しています。
ちなみに、オーディブル会員になった最初の30日は、会費もかからず、本が1冊無料でもらえるのでお得です。
完全にタダでオーディオブックが1冊もらえます。
仮に退会しても、オーディオブックはずっと聴けるので安心して下さい。
ワタシも最初に登録したきっかけは、「たとえ退会してもオーディオブックが手元に残るなんてすごい!」と、試しにやってみた軽い気持ちです。
なんだかんだで今はオーディブルは20冊あります。
12冊は会費との交換で、8冊は購入したものになります。
好きな本ばかりなので、これからもコレクションしていくのが楽しみです。
ちょっと登録してみようかな?という方のために、記事の後半に登録方法をまとめています。
退会方法についての記事も併せて紹介しているので、心配な方は見てみて下さい。
ちょっと脱線
「本の値段を気にせず読みたい」という方は、Amazon Unlimited (アマゾン・アンリミテッド)もおすすめです。
200万冊の本を月額980円で読み放題できます。
私も登録していますが、気になる分野の本を読み漁るのにとても便利です。
Amazon Audible(アマゾンオーディブル)の無料体験、手続きは面倒?
オーディブルの登録や体験方法もとっても簡単です。
こちらの記事で、写真つきで説明してます。
ちなみに、万が一無料体験だけで退会しても、ダウンロードした本が手元に残ります。
読書を増やしてみたい、オーディオブックに興味がある、そんな方はぜひアマゾンオーディブルの無料体験に登録してみてください。
Audible (オーディブル) - 本を聴くAmazonのサービス
皆さんの読書が習慣となり、人生がさらに充実することを願っています!
最後までお読みくださりありがとうございました。
また他の記事でお会いできるのを楽しみにしています(人´∀`).☆.。.:*・゚
リカ
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