こんにちは、理系博士で主婦のリカです。
今日は 勉強における「質と量」どっちが大切?についてお話します。
私は大手予備校の学習アドバイザーとして6年間勤めていました。
予備校では、担当初年度に、全国に300校以上あるなかで、最も成績が向上した校舎として表彰された実績があります。
大学受験が全てでは有りませんが、どうせ受験をするのであれば、
一人でも多くの生徒さんに目標を達成してほしいとの想いから、このブログを書くことにしました。
「勉強の仕方がわからない」
「何から始めればいいか分からない」
「目指すべき大学や学部が決められない」
そんな方のお役に立てると嬉しいです。
ここでは、勉強を始めたけど、質と量のどちらに力を入れるべきか?という質問にお答えします。
予備校に勤務していた頃、「質を大切にしたいから、量はそんなにやりたくない」という生徒さんがちらほら。
ですが、結論を申し上げると、大学受験の勉強では、圧倒的に「量が大切」です。
科目や目指す偏差値によっても多少異なりますが、
特に偏差値60〜63を目指す文系科目の場合は、完全に量に依存します。
勉強できる量は、学校が休みで継続的に行うとすると1日10時間位が限度でしょう。
その「量」をやった上で次に「質」に目を向けましょう。
「質」を大切にしたいという生徒さんの多くは、一日の勉強時間が10時間に達していません。
仮に、1日5時間勉強する場合、10時間勉強する人の2倍以上の質が必要です。
具体的には、1時間に英単語30個覚えているのを60個にしたり、読んだ英文から学べることを2倍にする必要があります。
もしくは、一度覚えた単語を2倍の期間覚えておく、とか。
通常、そんな事は、数日とか数ヶ月単位でできるようにはなりません。
人の能力は、急に2倍とかにはならないわけです。
要するに、勉強の「質」というのは、受験勉強をしている期間ではほぼ向上しません。
それなのに、「質」にこだわっていると、「量」をこなしている生徒さんと大きく差がついてしまいます。
最終的には「量」も「質」もどちらも大事ですが、
まずは今日からできる「量を増やす」をしましょう。
あなたが「今できる最高の質」で「量」を確保し、それではじめて「質」を上げられます。
そもそも、「質」を上げるために「量」が必要なんです。
たいした量もせずに質が上がるなんてことありませんので、
あなたが今できる最高の質で、最大の時間、勉強に取り組んでいきましょう。
まずは圧倒的に、量が大切です。
最初は机の前に座っている時間を10時間に伸ばすだけでもOK。
退屈すぎて何かしら勉強したくなりますから。笑
スマホは誰かに預けてね。
目安として、休日8-10時間、平日4-5時間の勉強時間を確保できるようになったら、
質の向上に取り掛かりましょう。
勉強の質を効果的に上げる方法も改めて別の記事に書いていきますね。
自分の志望校や目標偏差値に到達するには、戦略が大切です。
その戦略を効果的に利用するためにも、まずは勉強時間という量を確保することを最優先しましょう。
それでは、また。