読書の楽しみ方

先の見えない今こそ、できることを考える①【タレブの本:反脆弱性】

2020-03-31

タレブ 本 できること

こんにちは、理系博士で主婦のリカです。

 

今、世の中ではコロナウイルスの影響で一歩先も見えない状況になっています。

 

「なんて脆弱な世の中だろう…」と思っていたときに、勝間和代さんのサポートメールである本を知りました。

 

ナシーム・ニコラス・タレブの著書 「反脆弱性」

先の見えない今、何を信じてよいか分からない。

 

そんなとき、より良い判断を助ける本を紹介し、考察します。

以下、本の紹介を引用します。

全世界騒然の大ベストセラー!

『ブラック・スワン』のタレブ最高傑作!!経済、金融から、人生、そして愛まで――。

この不確実な世界で私たちがいかに生きるべきか、

すべてに使える思考のものさし

「脆弱/頑健/反脆弱」をもとに解き明かす。◆「万に一つ」が、明日来るーー。

世界最高の「知の巨人」が放つ最強の啓蒙書、ついに上陸

リーマン・ショック、アラブの春、

地震と津波、そして原発事故……。

昨日までは「ありえない」「絶対ない」と言われた事象が

今日、現実のものとなる不確実な世界。

ではどうすれば、ビジネスから、政治、医療、生活全般まで、

ランダムで、予測不能で、不透明で、物事を完璧に理解できない状況でも、

不確実性を味方につけ、したたかに生き延びていくことができるのだろう。

サブプライムローンに端を発する金融危機を喝破し、

ベストセラー『ブラック・スワン』で全世界に衝撃を与えてから10年。

世界最高の哲人タレブがついに見つけた「答え」、

それこそが、「反脆弱性(はんぜいじゃくせい)」だ。

「三つ組(トライアド)」で構成されるこの新しい「知」の本質を理解したとき、

あなたは不確実な環境にあっても、予測に頼らずに意思決定することができるだろう。

 

◆世界中で絶賛の嵐!

「私の世界観を変えてくれた」

――ダニエル・カーネマン(ノーベル経済学賞受賞者)

 

「反脆弱性は不確実性に満ちた世界で成功するための秘訣であり、ランダムな変化を恒久的な利益へと変えるシステムだ。非常に面白い。タレブ氏を好きな人も嫌いな人も、ぜひ読んでみるべきだ」

――『エコノミスト』誌

 

「タレブは精密なウソ発見器を備えた非常に愉快な作家だ。反脆弱性は経済や政治の確実な原理であるだけではない。

豊かな生活を送る鍵でもある」

――『フォーチュン』誌

 

「これは、新たな現代思想だ」

――『タイムズ』紙

 

本書は、タレブがこれまでに書いてきた本の集大成とも言えます。

ブラック・スワンなどは、本書のおまけと思ってほしい、とも述べているほどです。

 

ただしかし、なかなか難しい本でもあります。

なので、一緒に、身近な体験など置き換えて、読み進めていきたいと思います。

 

ドラッガーの「マネジメント」を読んだことのある方や、大学で生物学や物理学を学んだ方は

本書の理解が進みやすいです。

 

ドラッガーはまだわかりますが、生物や物理って意外ですよね。

 

私も理系の博士なので、大学での講義を懐かしく思い出しました。

生物学や物理学を知ってたからこそ理解できた部分が大きかったです。

 

それでは、早速、第一部についてです。

 

第一部で言われていることは、

「個々の脆弱さが、全体の反脆弱さを構成している」です。

 

タレブは、

「人」と「組織」
「会社」と「社会」

など、

それぞれ前者が盛衰することによって、後者の反脆弱性が保たれると説いています。

 

例えば、「会社」が時代の流れなどによって起業されたり倒産したりすることで「社会」全体の反脆弱性(=崩壊しない)が保たれている、ということです。

 

もしくは、「人」が会社の戦略に沿って入れ替わることで、その「会社」の反脆弱性(=倒産しない)が保たれる、など。

 

大きなものの中の、小さなものが脆弱であることが、大きなものの反脆弱性を保っている、ということです。

言われてみれば確かにそうです。

 

個人と社会は利益相反の関係になっているのです。

 

 

そう、「生物」のあり方と、とても類似しているんです。

 

生物の個体は、ホメオスタシス(恒常性)といって、生物の体内環境(内部環境)を一定に保とうとする性質があります。

 

そのためには、体内の細胞や器官が絶えず変化する(死んで生まれてを繰り返す)ことによって、

 

全体での恒常性=反脆弱性を保っています。

 

また、タレブは「社会では、失敗することが全体にとって大きく良い影響を及ぼす」とも言っています。

まさに生物の体内でも、たまに間違った処理がされることがとても大切なのです。

 

生物が体内でコンピューター並みに正確に処理をしてしまうと、生きてゆけないのです。

 

例えば、ある酵素が遺伝子を読んでタンパク質を生成しますが、その変換方法はミスが一定確率で起こりやすいシステムを採用しています。

 

あまりにも共通点が多く、驚きです。

 

 

また、ドラッガーは会社や社会などの組織をよく人体に例えます。

 

例えば、

「皮膚が骨格に進化することはない。

両者は発生源の異なる器官である。

 

組織は、ある一定の規模と複雑さに達するや、マネジメントを必要とする。

 

マネジメントチームという骨格が、オーナー兼起業家という皮膚と交替する」

 

(マネジメント【エッセンシャル版】』)

ドラッガーは脆弱性という言葉では言及していなかったと思いますが、

 

組織の捉え方が生物と共通するのは、タレブの発言とおなじです。

 

金融トレーダー出身のタレブが発する「脆弱性」という観点が、まさか理系の専門分野、それも生物に共通するとは想像もしていませんでした。

 

文系や理系という括りで収まらない真理をこの本から学べるなんて、とてもすてきです。

 

皆さんもぜひ読んでみて下さい。

 

それでは、また。

 

ナシーム・ニコラ・スタレブ著

反脆弱性 上


反脆弱性 下

 

それでは、また。

 

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