こんにちは!リカ(@rika3hakase)です!
今日は大学の志望校選びについて解説します。

その経験をもとに、大学受験における志望校選びでよく相談される内容をもとに記事を書いています。
最初に全体のざっくりとした国公立大学のランキングをお伝えします。
後半で、失敗しない志望校選びのために気をつけるポイントをお伝えしたいと思います。
この記事を読めば、志望校を選ぶときに気をつけるべき2つのことがわかります。
ざっくりとしたランキングは、国公立大学を挙げています。
私立大学のざっくりランキングについても、別の記事でまとめますが(準備中)、大きな考え方は同じです。
それでは、早速内容に入っていきましょう!
Contents
全国に国公立大学ってどれくらいあるの?
国公立大学は最高学府の東京大学を始めとして、全国にどれぐらいの数があるでしょうか?
国立大82大学、公立大87大学です。
全国の国公立大学ランキング
河合塾の定義でお伝えします。
まず、最もレベルの高い「難関10大学」は以下です。
難関10大学
・東京大学
・京都大学
・一橋大学
・東京工業大学
・大阪大学
・名古屋大学
・東北大学
・北海道大学
・九州大学
・神戸大学
純難関・地域拠点大学
「準難関・地域拠点大学」というものも10校をあげています。
・筑波大学
・千葉大学
・横浜国立大学
・新潟大学
・金沢大学
・岡山大学
・広島大学
・熊本大学
・東京都立大学(首都大学東京)
・大阪市立大学
「旧帝国大学」って、どこ?
また、予備校によらず、「旧帝国大学(旧帝大:きゅうていだい)」という括りも良くみられます。
以下の7校です。
・東京大学
・京都大学
・大阪大学
・名古屋大学
・東北大学
・九州大学
・北海道大学
どれくらいの人数が難関大学に進学できるの?
例えば、旧帝大の合格に必要な学力は、受験科目の総合偏差値で60くらいです。
京都大学や一橋大学、東京工業大学は偏差値65、その他の大学だとだいたい偏差値60くらいが必要になります。
偏差値60以上の割合は、正規分布だと受験した生徒さんの上位16%です。
各高校の上位16%というわけではなく、全国の高校生の中で上位16%です。
これらの大学に進学する生徒の大部分は、地域の公立トップ校から2番手校、私立の中高一貫校からの生徒です。
3番手以降の高校に通っている場合は、その高校で圧倒的トップの成績であることが必要になります。
成績って学校の定期テストでいいの?
大学受験においては、高校の定期テストの順位よりも、模試成績の順位が大切です。
高校の定期テストは、テスト範囲が決まっており、短期的な暗記でも良い成績と取れることがあります。
しかし、大学入試では、試験範囲は高校の学習全てとなり、短期的な対策では対応できません。
なので、自分と志望校との距離を計るときも、定期テストの順位ではなく、模試での順位や偏差値を確認しましょう。
定期テストの勉強を優先してしまう気持ちも、正直わかります…
定期テストの成績が悪いと、先生や親御さんにちゃんと勉強するように言われたり、友達に勉強できないと思われたり、良いことがありません。
しかし、本当に大学受験を成功させたいなら、定期テストではなく模試に向けた勉強に最も時間を使うべきです。
高校によっては、模試の成績が取れるように勉強していれば、定期のためにテスト勉強しなくても、平均点以上は余裕で取れるようになります。
なので、高校のテストに照準をあわせるのではなく、模試の方に併せて勉強を進めましょう。
失敗しない志望校選びのポイント
前半で上げた大学のうち、名前を聞いたことのあるものはどれくらいだったでしょうか。
生活環境の近くにある大学は、名前を知っていることが多いと思います。
しかし、日常生活を送っているだけではなかなか耳しない大学もたくさんあります。
名前を聞いたことないからといって、全国的に有名な大学を選択肢に入れないのはすごくもったいないいです。
耳にしたことのある大学から調べ始めるのは良いと思いますが、最終的には前半で挙げた大学については、選択肢に入れることを考えましょう。
志望校を選ぶ際に気をつけることは、以下の2点にまとめられます。
ポイント
①大学のボーダー偏差値と自分の偏差値の差がどれくらいか?
②大学でしか取れない資格が必要な職業を希望する可能性はないか?
高3生5月の偏差値で入れる大学のレベルはだいたい決まる
まず、1つ目です。
自分の今の成績から目指せる大学がどのレベルになるのかを把握しましょう。
受験は「競争」です。
相対的な競争なので、今の自分の位置がどれくらいかによって、物理的に目指せるレベルが決まります。
学校の成績で何番かではなく、全国模試での順位・偏差値が今の自分の位置になります。
予備校の出している「ボーダー偏差値」との差を見てみましょう。

模試でC判定になる偏差値と同じです!
具体的にはどんな感じ?
例えば、名古屋大学だと、ボーダー偏差値が57.5-60くらいです。
周りと同じように勉強して合格するには、少なくともボーダー偏差値以上を高3生の5月に取っておきたいものです。
高校3年生の5月の模試で、ボーダー偏差値から5.0以上低い場合は、そのままでは合格の可能性が非常に低いです。
相当思い切った戦略が必要になりますので、専門家に相談することをオススメします。
偏差値の高い志望校を目指したほうがいいのでは?
自分の偏差値よりも5〜10以上高い偏差値の大学を志望する場合は注意が必要です。
なぜなら、受験する他の大学にも受からなくなる可能性が高まるからです。
基本的に、国公立大学は偏差値が高くなると科目が増えます。
科目が増えると、全体の成績の伸びは必ず悪くなります。
余分な科目を増やさなければ合格できたはずの第2志望や第3志望、最悪の場合、安全校でさえも合格できないというケースに陥ります。
モチベーションを保つ目的で、偏差値の高い大学を目指すこともあると思います。
その場合、まずは第2志望以下の全大学で必要な科目を優先して勉強します。
そして、偏差値が第一志望のマイナス5になって初めて、第一志望校のみで必要な科目の勉強に入ることをおすすめします。
むやみに高い偏差値の大学をいきなり目指すのは非常にリスクが高いです。
成果が感じられず、精神的にも辛い状況になりやすいです。
まずは、合格できる大学を増やしていくという戦略をとりましょう。
大学の学部選びは就職に直結する
2つ目に、大学の学部選びは、自分の将来に直接的に影響するので、よく考えましょう。
ついつい目先のことばかり考えて「〇〇大学でいいや」となってしまう高校生を多く見てきました。
今の日本では、大学名もかなり重要です。
しかし、学歴で幸せにはなれません。
自分の一生を決める大切な選択なので、自分が過ごしたい将来をできる限り考えて、大学を選びましょう。
大学でしか取れない資格、本当に必要ない?
そうは言っても、何を考えればいいか分からない。
そんなこともあると思います。
まずは、その学部に行かなければ資格が取れない職業に興味があるかどうかを考えましょう。
薬剤師、弁護士、医師、学校の先生などです。
栄養士、看護士、放射線技師や理学療法士などもありますが、専門学校でも一応取得することができます。
就職活動の時期になって「こんなはずじゃなかった…」なんてことにならないよう、資格のいる職業に就きたいと思う可能性について検討します。
ただし、将来安定だからとかそういった動機ではなく、自分が興味があるかどうかを優先して考えておきましょう。
そうすると、志望校選びには、職業についての知識もある程度必要になることが分かると思います。
大学は、就職のために行く場所ではありませんが、職業との関係について詳しくは、また別の記事にまとめます。
自分の将来にとって、本当に国公立大学がよいのか?
「国公立ブランド」という、よくわからないけど何となく良さそう、という理由だけで国公立を目指していませんか?
あとは、学費が安いから、など。
特に、文系の方は進路選びで私立を視野にいれることをおすすめします。
理系の場合は、国公立大学のほうが研究費が充実している、学費に大きな差がある、など私立に対してのメリットがあります。
文系の場合は、学費の差こそありますが、早稲田・慶応を始めとする難関校の出身であることの方がメリットが大きいと感じます。
学費の差は、国立と比較して、大学にもよりますが、4年で200〜250万円ほどです。
どのような仕事をするかにもよると思いますが、国立文系というよりは、早稲田・慶応、もしくは、MARCHのほうがネームバリューがあると感じます。
このことについても、また別の記事で詳しく書きます。
今日は、以上になります。
いかがだったでしょうか?
志望校を探すきっかけになれば嬉しいです。
コロナで外出できないので、実際のキャンパスを見に行く事はできません。
その分、おうちで情報収集に当てる時間を増やし、イメージや何となく、ではなく将来に役立つ進路選択ができることを祈っています。
志望校や学習方法についてご相談があれば、リカ:@rika3hakase、もしくは記事のコメントからご相談下さい。
今日も最後までお読みくださりありがとうございました。
また他の記事でお会いできるのを楽しみにしています(人´∀`).☆.。.:*・゚
リカ @rika3hakase